賀川豊彦記念松沢資料館は1982年の開館から、賀川豊彦の思想と実践を後世に伝えるために、賀川豊彦に関する資料の蒐集、保存、公開、展示、その他の社会教育事業を行ってきました。

今日において学術的資料のWeb上での公開が国際的な流れとなり、学術研究の進展へ大きな貢献を成すと共に、一般の方々への情報提供の有効な手段となっています。

「賀川豊彦オンライン資料集」は賀川豊彦が執筆した書籍、コラム、その他関連資料を収集・検証し、電子化・データベース化し保存するとともに公開可能なものをWeb上に掲載することによって、賀川豊彦並びに賀川が実践していた社会事業等に関する学術研究の進展へ貢献すること、また多くの方々に賀川豊彦の業績への理解を深めていただくことを目的とします。

本資料集を通じて賀川豊彦の業績と足跡を未来に残し、賀川が生きた「愛と協同」を中心理念に据えた相互扶助と支え合いの社会の実現に寄与することを目指します。

画期的な賀川豊彦オンライン資料集ができますことを心から喜び申し上げます。

これまで賀川豊彦の研究には、書誌および先行研究の各種論考の他、原著作物を図書館で閲覧する必要があり、さらに高価なシリーズ本などを買い求めねばならず、それら蒐集にかかる煩雑な労力と経済的負担は、決して少なくありませんでした。

しかし「賀川豊彦オンライン資料集」を使うことにより、オンライン画面上で賀川豊彦の著作物を読むことができます。それまでの煩瑣な作業からは解放され、効率よく調査研究を行うことができるようになります。

使い方は簡単で、PCの画面上でブラウザーからログインし、調べたい文献を呼び出して表示されたページで内容確認や情報収集ができます。はるばる資料館に来ることなく、デジタル機器の画面上で賀川豊彦の記述内容を確認することができるようになります。さらに電子書籍として、スマホやパッドで賀川の著作物を味わうこともできますし、検索や並べ替え機能を活用することにより、これまでとは違った視点での研究の可能性も期待されます。

運用当初は賀川豊彦の著作物を年代別に掲載してゆきますが、その後は賀川ハル資料、雑誌復刻版、またすでに忘れられている跋文、あとがき、新聞・雑誌記事なども順次アップデートされ、充実した資料集となる予定です。是非、ご利用をお勧め致します。

今後、このオンライン資料集により、賀川豊彦研究が飛躍的に進展していくことでしょう。

賀川豊彦記念松沢資料館
館長　黒川知文
東京大博士（文学）　中央学院大学教授

利用は有料となりますが、皆さまから頂戴した会費をデータベースの開発運用費として使わせていただき３年計画で資料点数を増やし、利用者の方々に満足いただける内容にしていきます。

目的と理念、計画にご賛同いただける方は、是非このプロジェクトへのご参加をお願いいたします。

初期公開時の掲載内容

賀川豊彦の主な著作物（全１５０種類）全文書ＰＤＦ、賀川豊彦がキリスト新聞に１９４６年～生前最期まで不定期の連載「不尽油壺」の全回分、その他キリスト新聞に執筆した原稿類。（新聞記事は記事イメージのまま掲載します。）

利用方法と利用額

利用方法

① 申込み専用サイトからお申込みください。お振込み先情報など詳細をメールでお知らせします。
② 指定口座への振込を確認後、ＩＤとパスワードを発行し、ＵＲＬと共にお知らせします。
③ ＵＲＬにアクセスし、ログインのうえ、ご利用いただけます。

利用額